三百年以上の歴史を持つ山梨県の笹一酒造。
特約店限定銘柄として、誕生してまだ若い「旦」ですが、
しっかりと旨さが感じられるその味わいの良さは関東圏から徐々に全国に広がり、多くの場所で高い評価を受けています。
特約店限定銘柄「旦」
今は全国の地酒ファンから高い評価を受けている旦ですが、その始まりは2013年とまだまだ若い銘柄です。
元々は大量生産方式で酒造りを行っていましたが、2013年酒造年度を最後にその方式を全廃。
機械造りで行っていた工程を手造りに、さらに詳細なデータや管理が行われる部分を最新の機械へと移行。
上質で上品、それでいて奥行きのある濃厚な旨みと飲み飽きしないフレッシュさ、”王道”ながらも大胆な味わいを持つお酒、それが「旦」です。
霊峰富士の”御前水”
山梨県大月市笹子町、ここはかつて甲州街道の最難関、笹子峠の宿場町として栄えた場所でした。
ここには富士山に降り積もる雪解け水が長い歳月をかけ濾過された美しい地下水が流れます。
この水は明治天皇が京都にご行幸の際に携行する水として選ばれた「御前水」でもあります。
笹一酒造はその「御前水」を仕込水として使用しています。
コダワリの製法
大量生産方式の設備を2013年酒造年度を最後に全廃し、麹作りと酒母工程をあえて手作りに戻しました。
また培養された乳酸を投入するのではなく、空気中の乳酸を取りこむ伝統的な「山廃」仕込にも注力。
山廃のお酒を競うコンテストでは複数回最高賞を受賞しています。
高品質なお酒を醸す為、最新式の洗米機や乾燥蒸気を自在に出せる吟醸甑(こしき)、佐瀬式と永田式の2台の酒搾り機など
手造りと機械の両立を図っています。
食との相性を重要視
酒と食の相性は今最重要視されている事柄の一つです。
ただ単に個性を押しだすだけでは食との相性を語ることは出来ません。
旦は香り、味わいを吟味し、食との相性も考えて醸されます。
面白いのは、食との相性を考えた酒は控えめな味わいになることが多いのですが、旦は複雑性に富み、非常に多くの旨みを持っています。
食に寄り添う、というよりは食の旨みを何倍にも押し上げる酒。それが旦の大きな魅力です。
Contact
Name 笹一酒造
Location
山梨県大月市笹子町吉久保26番地
brand 旦