
秋も徐々に深まる時期に登場するのが「みむろ杉」のひやおろしです。
通常のみむろ杉では”フレッシュさ”をテーマに掲げて
生酒と火入れ酒を共にマイナス5℃で貯蔵していますが、
このひやおろしは適度な味ノリを重視しているので、
3月の上槽後は半年間5℃貯蔵でひと夏を越して熟成させています。
円みを感じられる綺麗な味わいで、口当たりは非常に柔らか。
メロンのような吟醸香と低温熟成によって
仕上がった雄町らしい甘味とコクが合い重なっています。
生原酒よりも優しく穏やかで凝縮感がありますが、
口に含むとジューシーなエキス感が広がりながらも、
喉元ではスッと綺麗に消える爽やかさも魅力です。
冷酒で楽しむとジューシー感、
常温や燗では雄町の特徴であるふくよかさが楽しめます。