
備前雄町を35%まで磨き上げ、協会701号を用いた二兎シリーズの中でも特別な純
米大吟醸になります。
二兎のコンセプト、焦点…それは『二兎追うものしか二兎を得ず』。「味と香」、
「酸と旨」、「重と軽」、「入りと後味」、「シンプルさと複雑味」…など。
二律背反するように思える二つのコトガラを、最高の味わいになるようにバランス
を追求し、美味しさを追い求めたのが『二兎』になります。
そして二兎シリーズのなかでもハイグレード、そして最高傑作の一本がこの「二兎
純米大吟醸 雄町 三十五」。
雄町米の特徴であるふくよかで円みのある旨味とコク…そして米の甘みと酸味のイ
メージを丸石醸造が見事に表現致しました。幅広い料理に寄り添えるように香りは
あえて控えめ。しかしオレンジを彷彿とさせるキュートな香りが広がり、口に含む
と米の旨味や上質な甘味が押し寄せ、キュッと喉越し抜群の軽やかな酸が締めてい
きます。飲み飽きしないクリアな味わいで、これぞ『二兎追うものしか二兎を得ず』
を体現した一本と言えるのではないでしょうか。