「BEAMS」と御前酒が再びコラボ！
今回は、生命力溢れる雄町を使用した「完全醗酵 菩提もと純米酒」です。
御前酒蔵元辻本店が映画『男はつらいよ』第48作のロケ地となったご縁からはじまったコラボ企画、「男はつらいよビームス篇」。
主人公の"寅さん"のイメージをアイデアソースに作られたお酒です。

農薬や化学肥料を抑えナチュラル製法で栽培された、「まめ農園」の力強い雄町を原料に、御前酒独自の菩提もとの製法と、「完全発酵」を取り入れました。
13度という低アルコールで、濃さと軽さが両立。また冷酒から燗酒までの様々な温度帯で楽しむことのできる、"空を流れる雲のように"、定まることのない変化ある味わい。
難しいことにとらわれず、感じるがまま自由に、ゆ〜ったりと杯を傾けてみてください。



≪菩提もと造りとは≫
「菩提もと(ぼだいもと)」とは酒母(しゅぼ)造りの仕込方法の一つ。
酒母造りでは雑菌の繁殖を防ぐ乳酸菌の取り込みが非常に重要となり、
培養された乳酸菌を投入する「速醸」や、空気中の乳酸菌を取り込む
「生もと系」などが主流です。

≪完全発酵とは≫
もろみの時に極限まで発酵させることにより液体内に糖分をほぼ残さない状態の事。
発酵の期間を長くすることによって辛さが増し、よりスッキリとした味わいになります。

使用米：岡山県産雄町　磨き：65％

文化元年（１８０４年）、現在地に酒造業を創業。当時は三浦藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘（現在の銘柄の由来） を受け、一般には「萬悦」の銘柄で親しまれていました。

「うまさけの国」と言われる「美作（みまさか）」の地（岡山県北の旧国名）で、寒冷な気候、良質の酒米と水という、 恵まれた環境の元、地元の米、地元の水、そして地元の技で醸すことを造り酒屋の原点と考え、綿々と酒造りをおこなっています。

酒質の特徴としては、県南の瀬戸内の酒が甘口であるのに対して、すっきりとした辛口が持ち味です。 それは冬の寒さの厳しいこの地の人々が求めた味でもあります。 また、早くから（昭和４５年頃）純米酒の製造にも積極的に取り組み、現在では製造数量の７割を占めています。 平成19年からは岡山県初の女性杜氏 辻　麻衣子氏が酒造りを行い蔵人も若返り、杜氏を盛り立てています。