
「千本錦(せんぼんにしき)」は、酒米の王様「山田錦」を系譜にもつ、広島県で開発された酒造好適米です。山田錦の特長を受け継ぎながらも、より上品で柔らかな旨味を持ち合わせており、酒質のバランスに優れたお米として知られています。
本酒は、芳醇な香りと柔らかな風味に加え、トップクラスの爽やかさを備えた一本。開栓直後は、引き締まった酸が際立ち、清々しい印象を与えますが、二日目・三日目と時間を経るにつれ、まろやかでフルーティーな味わいへと変化していきます。
一気に飲んでしまうのが惜しい――そう感じさせるほど、飲み進めるたびに表情を変える、奥行きと余韻に満ちた魅力的なお酒です。
それでも思わず杯が進んでしまう、まさに“憎らしいほどに旨い”逸品です。
【醇道一途シリーズ】
「原点」「一歩」といった人気銘柄を手がけてきた澄川酒造場が、さらにその先を見据えて展開するシリーズが「醇道一途(じゅんどういちず)」です。この名称は、澄川社長が修行時代に恩師である但馬杜氏・米田幸市氏から贈られた言葉で、「何があっても酒造り一筋に生きなさい」という教えが込められています。
精米歩合50%の純米吟醸酒で展開されるシリーズ。月毎に個性豊かな酒米を使用し、その特徴を最大限に活かしています。無濾過一回火入れのため、フレッシュさと旨みが同時に楽しめます。