
寒梅酒造の歩みは、大正5年(1916年)、宮城県大崎市にて「岩崎酒造」の名で始まりました。当時は地域一帯に15町歩以上の田畑を有する地主であり、小作人から地代として集めた米を原料に酒造りを行ったのがその起こりです。
清酒「誉の高川」の銘柄で地元を中心に親しまれていましたが、昭和14年、戦時下の米不足によりやむなく製造を中断。しかし昭和32年、酒造りへの情熱を胸に「合名会社 寒梅酒造」として復活を果たしました。
いまは地元の米を大切にしながら、日常にすっと溶け込むような、素直で温かな酒を醸しています。