岐阜・飛騨から世界に羽ばたく「渡辺酒造」。特約店限定品『W』シリーズから、
モノトーンのラベルが落ち着きを感じさせる一本、出羽燦々のご紹介です。

「美山錦」と「華吹雪」の交配によって誕生した、山形県の人気酒米「出羽燦々」。
その美しい酒質は多くの飲み手を魅了しています。高精白にも向いているため
純米大吟醸酒に用いられることが多いのも特徴のひとつ。そんな品種を50％で丁寧に醸しました。

華やかさの強いフルーティーな香り。柔らかく透き通る口当たりから雑味なく広がる美しい旨み。パイナップルの様な含み香と共にしっかりとした甘味を感じ、後口には爽やかなキレが楽しめます。

Wらしく「出羽燦々」の良さをしっかりと前面に押し出した一本。
さらりとした飲み口は食事にも合わせやすく、食中酒としてもお楽しみいただけます。
他の品種を使用したWと飲み比べて、酒米の違いを楽しむのもおすすめです。

使用米：出羽燦々　磨き:50％

「飲んで旨い酒を、熟練の蔵人が愚直に醸す、本道の酒造り」
~目指すのは「３秒で笑顔になる酒」~

飛騨路を北へ。詩情豊かにたたずむ街「飛騨古川」に酒蔵はあります。北アルプス連峰や飛騨山脈などの山々に囲まれた、標高600メートルの寒冷な盆地。
享保17年に渡邉家の初代久右衛門が「荒城屋」と称して業を起こし、両替業・生糸製造で産を成しました。明治3年（1870）5代目久右衛門章は、生糸の商いで京都に旅した折に口にした酒の旨さが忘れられず、自ら居するこの地に酒蔵を構え、「旨い酒を」との一心で酒造りを始めました。

全国の銘醸地を巡り歩き、酒造技術の習得に努め、美酒醸造の努力を惜しまず、品質至上主義を貫き数々の品評会で上位へ入賞。飛騨を訪れる文人墨客に愛飲され、その名は次第に酒通の知るところとなりました。蔵人たちの熱意とたゆまぬ努力により、「渡辺酒造の酒」は飛騨を代表する美酒として高い評価を受け、永きにわたり地元の人々に愛し続けられています。

目指すのは「３秒で笑顔になる酒」。蔵人たち自身も「日本で一番笑顔があふれる蔵」を誇りにしています。
数値や理屈だけで判断をせず、見えない命がすべてを生かしていることを信じること。そんな気づきや工夫によって、味を追求している「真っ直ぐな」酒蔵の特別限定酒「W」です。