
和歌山県にて醸される銘酒・車坂より、こだわりを詰め込んだ一本『生もと 純米酒』のご紹介です。
石川県羽咋郡にて蔵人が無農薬・無化学肥料栽培した五百万石を65%精米で使用。生もと造りで、酵母を添加することなく醸した自然派な一本。蔵に住み着いた天然の乳酸菌を取り込み、車坂独自の味わいを醸し出しています。ラベルは京都を拠点に活動する手ぬぐい作家・鴨川志野さんによるもの。実際に蔵に泊まり、酒造りの様子をスケッチしてデザインされたそうです。
グッと来る旨味と生もとならではの酸味が奏で合う、魅力たっぷりの一本。「全てにおいて自然製法であることにとことんこだわる」をコンセプトとし、再現性は求めず、毎年変わりゆく味わいを楽しめます。常温や燗酒でお召し上がりいただくのがおすすめ。また、酒質的に熟成させるのも一興です。
香り
ドライあんずや森を思わせる非常に穏やかな香り。穀物の落ち着いた雰囲気が漂います。
味わい
口当たりは滑らか。生もとらしいしっかりとした酸味を主体に、ゆったりと濃い旨味が広がっていきます。ぎっちりと高密度で詰まった旨味の中にはナチュラルな甘みもあり、コクを楽しめます。濃厚さがありながらも干し葡萄のように特徴のある酸のおかげで綺麗に引き締まり、しなやかさを感じる質感。余韻も軽く、非常に味わい深い仕上がりです。