
鹿児島県に蔵を構える名門焼酎蔵、西酒造が手掛ける新たなる挑戦・御岳蒸留所。鹿児島県薩摩半島のほぼ中央、標高約400mの丘陵地に建てられ、2019年より製造を開始したこの蒸留所より、待望のファーストバッチ『シングルモルト 御岳 THE FIRST EDITION』のご紹介です。
自社培養酵母、厳選された二条大麦から製造したノンピート麦芽、そして長い年月をかけ薩摩の大地に磨かれた透明感のある天然の軟水。これらを原料とし、丁寧に生み出された原酒を上質なシェリー古樽にてじっくり熟成。3年以上の熟成を経て、美しく琥珀色に色づいたものをボトリングしました。
美しく澄んだやや赤みがかった琥珀色の液体。りんごや洋梨のコンポート、アプリコットのような濃厚で強い甘みを主体とし、香ばしいトーストのような雰囲気、爽やかな柑橘香、そしてスパイスを思わせる雰囲気。それぞれが絡み合った複雑で豊かな香りが漂います。
口当たりはスッとシャープ。シェリー樽ならではのコクや甘み、微かな酸味といった第一印象。そこからフルーツケーキやバニラを思わせるコクのある芳醇な風味がぐっと膨らみ、リッチなテイストを描きます。飲み込んだ後には滑らかで長い余韻が漂い、美しい飲み心地。
ファーストバッチながら素晴らしい完成度、そしてこれからの製品への期待が膨らむ極上の味わいを見せる渾身の逸品。『本物のジャパニーズウイスキー造りへの挑戦』を掲げる御岳蒸留所から、目が離せません。歴史に刻まれるであろう素晴らしいジャパニーズウイスキーの誕生を、ぜひご体感ください。