
「日本一鮨に合う酒」を追求し続ける平孝酒造。数ある『日高見』の中でも、選ばれた特約店のみが扱う希少米シリーズが「天竺(てんじく)」です。
栽培が難しく「幻の酒米」と称される「愛山」を全量使用し、蔵の技術でそのポテンシャルを極限まで引き出しました。毎年、全国の酒販店がこぞって取り合うほどの人気を誇る一本です。
穏やかな通年商品の『日高見』とは一線を画し、ひとくち含めば、愛山特有の華やかでふくよかな旨みが口いっぱいに膨らみます。それでいて重くならず、後からくる透明感のある酸が全体を引き締め、心地よい辛口の余韻とともにスーッと消えていく見事な引き際。この「芳醇な旨み」と「鮮やかなキレ」の同居こそが、魚料理と圧倒的な相性を誇る日高見の真骨頂です。
さらに魅力を深めるのが、ラベルに隠された「印」の秘密。モチーフとなった歌舞伎の演目『天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべいこくばなし)』で主人公が結ぶ妖術の印が、江戸前鮨の開祖・華屋与兵衛の「鮨を握る手つき」に似て話題を呼んだという、江戸の粋な逸話が込められています。
江戸前文化への深い敬意と、希少米の豊かな味わいが交差する極上の銘酒。知的好奇心と味覚を満たす大人の至福の時間に、ぜひご賞味ください。