
20代半ばの若手杜氏が挑む、古来より続く「ひやおろし」の味わいとは...。
そんな楽しみを持って栓を開けると、、、香りは比較的落ち着いた香り。
食との相性を考え、ほのかに香る程度に抑えられています。
味わうと、意外にも淡麗な味わいで、
ひと夏を越したまろやかさよりはドライな酒質が目立ちます。
しかし、キリリとした味わいの中にも米の風味が見え隠れするあたり、
やはり良いお酒だと言わざるを得ません。
ただし、この赤武の真骨頂はここからで、食と合わせた際にその真価を発揮します。
しいたけや、サンマなど、甘みを持った秋の味覚と共に楽しめば、
赤武の味は何倍にも引き立ちます。
まず、ドライだと感じた酒質には甘みが乗り、お酒の旨みがジワッと溢れ出ます。
単体でも、食事とでも、全く別の表情を見せるお酒です。