例年入荷したその週には蔵元で完売するいう、人気のAKABU夏限定酒です。
将来の日本酒のアルコール度数はワイン並みの12度くらいになると予想し、挑戦した
こちらのお酒。大空をイメージした空気のような日本酒 「AKABU AIR」。
透き通るような清涼感が味わえる一本です。

柑橘系を思わせる爽やかな香り、清らかな味わいが、空気を飲み込むように体の中に
浸透していきます。
日本酒!?と疑うような軽やかさと飲みやすさで、杯を取る手が止まりません。
キンキンに冷やしてゴクゴク飲むも良し、一欠片氷を入れて静かな空気感を楽しむも
良し。少し旨味の濃くなった翌日の味わいも楽しい、度数低めで飲みやすさ抜群の一本です！

使用米:国産米  磨き：60％  度数：12度

岩手県の大槌町に蔵を構えていた赤武酒造は東日本大震災で壊滅的なダメージを受けますが、劇的な復活を遂げた奇跡の酒蔵。
被災後の新蔵建設の後、東京農大の学生で、酒造りを学んでいた、社長古舘秀峰氏の長男、古舘龍之介氏が帰蔵します。
大学卒業したての22歳の龍之介さんにお酒を造らせてみたところ、世間に十分通用する味だと関心した秀峰さんは、なんと龍之介を杜氏に任命。
ここに史上最年少杜氏、そして今や全国的なお酒"赤武"が誕生しました。
日夜勉強に勤しむ龍之介さんの醸すお酒は、口コミと共に全国に広がっていき、今や岩手の地酒の中では、鑑評会において1､2位を争うお酒にまでなっています。
今現在でさえ20代半ばとまだまだ若い杜氏ですが、醸されるお酒の味は確かです。