1年前の冬に上槽され低温で1年以上寝かせた純米酒の生バージョンです。
あまり出回っていない商品ですが、杜氏の中井昌平さんが太鼓判を押すほどの銘酒。 寝かせることにより、味に円みがうまれて飲み疲れしないバランスの良さは食と共に楽しむのにもってこいだと思えます。
香りは華やかではなくやや落ち着いていて、しっかりとした旨味によって口当たりはとても優しい感じに仕上がっています。
また、芳醇タイプではなく後味のキレもなめらかで、なかなか出会えないお酒だと思います。 若干ではございますが、ガスも残っているのでフレッシュな生酒の味も楽しめて、非常に費用対効果に優れている円熟の味わいをぜひお楽しみくださいませ。
素直に美味い酒とはこのようなお酒ではないでしょうか…？

※注意※
生酒の商品のため、冷蔵庫での保管をお勧め致します。

使用米：麹米「雄山錦」　磨き：60%　
掛米「雄山錦」　磨き：65%

忍者の里として知られる、三重県伊賀上野市。伊賀上野城の古くからの城下町の一角に「三重錦」を醸す「中井酒造場」はございます。
伊賀上野市は、素晴らしい風土と豊富な水の恩恵に恵まれた土地です。
中井酒造場は、創業１８９８年（明治３０年）。
明治30（1987）年に焼酎蔵として創業し、大正年間に味醂、次いで清酒を製造し始めました。
銘柄の「三重錦」は、三重県を代表する酒となる、「錦」（めでたいこと）が三つ重なり、より御目出度い、焼酎、味醂、清酒と三番目の酒類であること、という三つの意味から名付けられました。
芳醇なコクと引き際の良いキレる辛口。
日本酒の既成概念を解き放つ個性際立つ味わいです。